【どん底の体験談】人生の転機をもたらした私のどん底体験とは

あなたは今、どん底を体験して苦しい渦中にいるかもしれません。

しかし、どん底は「人生の転機」の前触れでもあります。人生の大きな転換期ほど、大きく大変な出来事が起きるものです。

今回は、私の転換期となったターニングポイントの体験をお話します。

私の体験談が、あなたのお役に立てば幸いです。

結婚してるのに大学院に行く?

それは、夫の「俺、大学院に行く」という一言から始まりました。

「え! どういうこと? 仕事はどうするの?」

青天の霹靂、寝耳に水とはこのことです。

夫が日頃から勉強熱心で読書家なのは知っていましたが、2人で働いてやっとという生活で、生活に余裕なんてなかったからです。

私達は、結婚して3年目の、子どものいない共働きの夫婦二人暮らしでした。

私は会社で事務職を、夫は福祉団体で働いていましたが、聞けば夫は以前からどうしても勉強し直して、専門職になりたかったようなのです。

その熱意と気持ちは分からなくもありませんでしたが、結婚しているのに仕事を辞めてしまうなんて、不安が大きすぎてありえないと思いました。

数日間話し合った結果、夫はアルバイトをするという条件で、私が大黒柱となって家計を支える決意をしました。

生活は多少苦しくなっても、夫のやりたいことを叶えてあげたかったからです。

二人三脚の生活のはずが……

夫は1年間働きながら必至に勉強し、晴れて大学院に合格しました。

アルバイトをしながらの大学院生です。

傍目に見てもよく続くと思うほど、夫はよく頑張ったと思います。

定期的なテストの前には猛勉強し、授業がない日はアルバイトに休まず行って働きました。

そんな生活を送って2年が過ぎたころ、私は猛烈な寂しさの中にいました。

元々仲のいい夫婦だったので、以前はどこに出かけるのも一緒で、会話もたくさんしている生活でした。

それが一変、夫が大学院に入った途端、話の内容はいつも勉強のことばかりで、私に関心がなくなってしまったように思えたのです。

私は、ほとんど夫の話の聞き役で自分の話はできず、生き生きと話す夫にただただつきあうしかありませんでした。

1人でいるときは料理の勉強をしてレパートリーを増やしたり、いつもキレイにしているなどの努力をしました。

夫に気に入られるよう、振り向いてもらえるよう精一杯できることをしたのです。

「今日はあなたの好きなものを作ってみたんだけど、味はどう? 上手く出来てるかな?」

聞いても返事は「ああ」というだけ。テレビを見ながら食べて、私の顔など見ません。味わってもいないようでした。

寝ても覚めても夫の興味は勉強のことだけ。私の話も上の空です。

私は家政婦ロボットになったような気分で、2人でいるのにとても孤独でした。

それでも、「今は新しいことに刺激されているだけ。大学院を卒業すれば、少しずつ元の夫に戻ってくれる」と信じて頑張りました。

孤独な生活の果てに

しかし、大学院を卒業し、就職することになった夫は、他県に配属されることになったのです。

幸い電車で通えない距離ではなかったのですが、夫は心機一転配属先の近くに引っ越したいと言いました。

私は自分の仕事もやめなければならないし、今まで住み慣れた場所から知らない場所に引っ越せば、今よりもっと孤独感が増すと思い、猛反対しました。

何度も話し合いをしましたが、夫は首を縦に振りませんでした。

そして、結局は夫の希望どおり引っ越すことになったのです。

さらに、夫は大学院を出たことに有頂天になり、もう元の夫ではありませんでした。

引っ越しの後、好きだった仕事もやめ、昼間ひとりきりで見知らぬ土地で生活しなければならなくなった私は、鬱状態になってしまいました。

食欲がなく、食べ物が食べられません。布団に入っても寝付けず、いつも別室で夜中じゅう独りで長い時間を過ごしました。

そのうち簡単な計算もできなくなり、もともと痩せ型だったのに10kg以上痩せて、まるで鶏ガラのような体になりました。

こうなると、もう自分で判断する力も、行動する力もありません。

しかし、夫は私のそんな変化にも気づかないようでした。もしかしたら気づかないふりをしていたのかもしれません。

きっと、認めたくなかったのでしょう。

優しかった夫が一転DV夫に

それどころか自分の思い通りにならないと気がすまない夫は、DVをするようになりました。

6時間以上も椅子に座らせて軟禁する、私のすることすべてにケチをつける、気に入らないと激しく物にあたって壊すなどです。

私はただただ怯え、抜け殻のような生活を送っていましたが、ある日偶然「近くに遊びに来た」という友人と会ってビックリされました。

そして、そのまま連れ出されて、この生活はあっけなく終わったのです。

その後は実家に身を寄せて、2年後ついに離婚するに至りました。

辛い体験は自分が変わるために必要なものだった

しかし、このつらい経験が私の転機だったのです。

ほどなくして、偶然1人の男性と知り合いました。その男性はとてもやさしく献身的な性格で、私のことをとても大事にしてくれたのです。

世の中には、こんな男性もいるのかと思いました。

そして私もまた、前回の結婚では自分が依存的だったことを反省し、精神的に自立しようと努力しました。

依存的とは、相手に対しての欲求が大きすぎたということです。

精神的に相手に寄りかかっていたため、自分軸で生きることができずに「相手の価値」「相手の評価」の中で生き、相手の言動や顔色を伺うことに、感情が振り回されていたと気づいたのです。

それからは自分軸で生きられるよう、心理学なども勉強しました。

その結果、自己肯定感も上がり「自分を好きになり尊重できる」生き方に変わったのです。

今では子どもも設けて穏やかに暮らしています。

私の転機となった体験談のまとめ

私は、あの時の辛い経験があったからこそ、自分の生き方を変えられたと思います。

とてもつらく苦しい体験でしたが、その後得るものもとても大きかったからです。

今、もしあなたがどん底を経験していたとしても、それは人生を変えるチャンスかも知れません。

どうか、諦めずに自分を信じて転機のチャンスをつかんでください。

諦めなければ、きっと必ず逆転のときは来ます。