アカシックレコードとは、端的に言えば「人類の歴史の記憶の貯蔵庫」のことです。全人類が誕生してからこれまでに経験した、ありとあらゆる経験や感情の記憶が、この中には詰まっています。
そして、この貯蔵庫は誰でも使うことができます。ただ、使うにはちょっとだけ、コツが必要です。もしあなたが、この人類の叡智が凝縮された貯蔵庫を、使いたい時に使えたら、どんなに素晴らしいことでしょう!
今回は、このアカシックレコードについてと、アクセスの仕方について、ご紹介します。
アカシックレコードってなに?
アカシックレコードは、冒頭でもご紹介した通り「全人類の叡智が詰まった貯蔵庫」のことで、「記憶の図書館」とも呼ばれています。
アカシックの語源は、仏教の虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)のサンスクリット語「アーカーシャガルバ」のアーカーシャに由来しているという説が有力です。
そもそも「アカシックレコード」の概念の発端は、神智学のブラヴァツキーが用いた「アーカーシャの記録にアクセスした」という言葉であり、広まったのは人智学のルドルフ・シュタイナーが提唱した「アカシャ年代記」からであるとされています。また、シンクロニシティもアカシックレコードの為せる技であることから、心理学者のユングが提唱した「集合的無意識」と同義とされる場合もあります。
アカシックレコードは、どこかに実在するものではなく、人類の潜在意識に普遍的にあるものです。いつもは忘れていますが、ある瞬間に意識の上にふと上ってきたりします。
例えばアーティストやクリエーターなどがある瞬間に突然ひらめいたり、「降りてきた」などと表現するのは、このようなときです。
アカシックレコードと繋がるとどんなことがある?
先のアーティストやクリエーターの例にあるように、アカシックレコードと繋がると、全人類の叡智の中の必要な部分を、ピンポイントで使うことが可能です。
創作で行き詰まっている時などには、素晴らしいひらめきや直感として、自分の中にやってきます。
また、エドガー・ケイシーはアカシックレコードとつながり、催眠状態で病気や怪我などの治療を行ったことは、あまりにも有名です。はじめは治療相談のみ受けていましたが、徐々に前世を含む人生相談(ライフ・リーディング)も受け付けるようになりました。ただ、ギャンブルやお金など、私利私欲のためにその能力を使おうとすると、一向にうまくいかなかったというのが面白いところです。
エドガー・ケイシーの例はごく極端な例ですが、アカシックレコードと繋がると、一般的には宇宙の法則に則った人生が送れるようになれます。
具体的には、必要なお金が必要な時にあり、必要な人に必要なタイミングで会え、必要な場所には自然と行くようになっているという具合です。自分は川上から川下に向かう船に乗っているように、人生が流れに乗ってスイスイと良い方向に流れていきます。つまり、人生がすべてうまくいくのです。
では、どのような方法で、アカシックレコードと繋がれるようになれるのでしょうか。
アカシックレコードと繋がる方法とは
アカシックレコードと繋がる方法はいくつかありますが、今回は以下の3つの方法をご紹介します。
- 瞑想
- 夢
- カードリーディング
アカシックレコードは潜在意識と繋がるということです。潜在意識と繋がるには心身をリラックスさせ、意識と無意識の狭間のような状態を作ることです。
では、まずは瞑想からご紹介しますね。
アカシックレコードと繋がる方法1. 瞑想
瞑想は、ヨガの流行などで実践する人も多くなってきました。瞑想は普段目まぐるしく湧いてくる思考を客観視し、心をフラットな状態にするものです。心がフラットな状態になると、本来の自分に戻ることが出来ます。また、波動やチャクラを整える効果もあります。
瞑想中は眠っている状態ではなく、潜在意識と意識との間を行ったり来たりできるような状態です。ポイントは呼吸法ですが、自宅で一人でも行うことが出来ます。導入の動画やCDなどもあるので、入手して試してみるのも良いでしょう。
しかし、やり方を間違うとトランス状態に陥ったり、催眠状態に陥ることもありキケンです。もし本格的にやろうとするなら、専門家の正しい指導のもとで行うことをおすすめします。
なお、瞑想に関しては、こちらに詳しいやり方をご紹介しています。やり方を知りたい方は、ぜひこちらも併せてお読みください。
(準備中)
アカシックレコードと繋がる方法2. 夢
睡眠中に見る夢は、脳波が起きている時と眠っている時の、ちょうど中間くらいの状態です。つまり、眠りが浅い時に、夢を見ます。同時に、脳がリラックスしている状態でもあります。
夢は現実で起きたことを処理するために見る種類のものと、潜在意識に繋がるために見る種類とがあります。アカシックレコードと繋がっている状態は、後者の潜在意識につながっている方の夢です。
とはいえ、夢は覚えているときと忘れてしまうときがありますよね。夢で見た内容をいつも覚えているためには、覚えていられるようにする訓練が必要です。
訓練と言っても、簡単なのでご安心ください。用意するものは、メモ帳とペンだけです。
やり方は、以下のとおりです。
- 眠る時に枕元か、すぐ手に届くところにメモ帳とペンを置いて寝ます。
- 夢を見て起きたらすぐに、メモ帳に内容を書き留めるのです。殴り書きでかまいません。
これを毎回続けていると、そのうち夢の内容を覚えていられるようになります。慣れてきたら、夢日記をつけるのもおすすめです。その時は内容がなにについて言っているのか分からなくても、あとで読み返すとピンとくるということもあります。
アカシックレコードと繋がる方法3. カードリーディング
カードリーディングは、カードを媒体としてアカシックレコードから必要な内容を引き出すというものです。
具体的にはタロットカードやエンジェルカードなどを使って知りたい内容を質問し、出たカードに質問に対する答えや、そのときに必要なことが記されています。不思議なもので、何度やっても同じカードが出てきたりします。
専用カードは一般でも販売しているので、入手すれば自分でもできますが、より正確さを求めるなら、チャネリングのできる専門家に頼むのが良いでしょう。
アカシックレコードのまとめ
アカシックレコードとは、人類が生まれてから今までの、ありとあらゆる歴史や感情などの記憶が記されている叡智の塊です。アカシックレコードにつながることができれば、人生は自然と良い方向に舵を切ってくれるでしょう。
アカシックレコードに繋がる方法のうち、今回は
- 瞑想
- 夢
- カードリーディング
の3つをご紹介しました。瞑想は一番のおすすめですが、やり方によっては危険もあるので、専門家の指導の下で行うのがおすすめです。
また、カードリーディングは、タロットカードやエンジェルカードを使ったセラピストやヒーラーを探してみましょう。相性の良いセラピストやヒーラーに出会えれば、人生の良きアドバイザーとなってくれることでしょう。